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事業所紹介

基本情報 2013年度

更新日:2015年02月10日

対象事業売上総額(年間) 37,464,083 円 対象事業売上総額(月額) 3,122,007 円
対象事業給料支給総額(年間) 8,151,803 円 対象事業給料支給総額(月額) 679,317 円
パン製造販売 対象事業月額平均給料 48,813 円 対象事業人数 15 人
(社福)はらから福祉会 くりえいと柴田パン事業 宮城県柴田郡柴田町
  • 小倉昌男賞

第3回ヤマト福祉財団賞受賞(当時)

事業形態 就労継続B型 就労移行支援 利用者種別 混合
事業所のある環境 樹氷で知られた蔵王連峰を源とする白石川を眼下にする所に位置する。秋には白石川を遡上する鮭が見られる。町並からは少し外れたところにある。
利用者合計人数(事業所全体) 39人 年度月額平均給料(事業所全体) 48,813円
ホームページ・連絡先等 http://www.harakara.jp/facilities/facilities.rhtml?blg_oid=100010
宮城県柴田郡柴田町大字船迫字土平92
  • アクセスマップ

売上・月額平均給料実績の推移(人数は事業に関わる人数です)

(単位:円)

2014年5月現在 2013年度2012年度
売上 (年間)対象事業
その他
合 計
3,117,122
3,930,824
7,047,946
37,464,083
46,057,259
83,521,342
19,752,239
52,091,917
71,844,156
人数(期末)対象事業
その他
合 計
11
27
38
15
30
45
16
31
47
給料支給総額対象事業
その他
合 計
461,086
1,131,755
1,592,841
8,151,803
16,303,606
24,455,409
8,597,421
16,657,503
25,254,924
月額平均給料対象事業
その他
44,246
48,813
45,752
事業所全体月額平均給料 44,246
48,813
45,752

対象事業に対する設備投資額

(単位:千円)

項目 購入/賃貸 投資額 リース料・賃料
土地 無償貸与
建物
設備
備品 購入 47,415 1,100
その他
合計 - 47,415 1,100

資金内訳

(単位:千円)

自己資金 43,679
借入金
ヤマト助成金
その他助成金 4,836
合計 48,515

更新日:2015年02月10日 個人販売、学校給食の両輪で売上を確保

事業展開の経緯

県の補助金を活かし、パンの製造販売を立て直す

 2006年に開所した(社福)はらから福祉会の7番目の事業所くりえいと柴田では、レトルト加工の他にパン製造販売も新しい事業の柱となりつつあります。2013年の売上は約3,746万円、利用者さんの平均月給も約4万8,000円を超えています。
 以前、はらから福祉会では1996年に他の事業所でパン製造販売を行い、最盛期では年間3,000万円の売上になっていました。しかし、見ようみまねの技術でパンの種類は限られ、次第に売上は下がり2年くらい経つと事業が行き詰まってしまいます。パン事業からの撤退も考えていた2009年、宮城県より障害者自立支援基盤整備事業の話があり、これを利用してパン事業を仕切り直すことを決意します。
 新たにパン製造販売を行う事業所として白羽の矢が立ったのが、くりえいと柴田です。パン製造の作業スペースを補助金で増築し、設備は初期投資をかけないように、他の事業所からオーブン、ホイロ、ミキサーなどを移設。技術面では福島県内にある製菓・製パンメーカーに職員を修業に送り込み、本格的にパンの製造技術を学んだ上で事業をスタートしました。

くりえいと柴田

給料増額への取り組み

救世主となった学校給食の米粉パン

 新たな体制でスタートしたパン事業ですが、売上は思うように伸びません。きちんと技術を学んでもパン事業はなかなかうまくいかない、その難しさに事業断念も仕方ないかと悩んでいた時、柴田町より学校給食用の米粉パンの話が持ちかけられます。2012年、柴田町は米粉用の米を生産する農家を支援しようと計画し、米粉パンを製造できるところを探していました。
 学校給食用のパン製造なら安定した売上が見込めると、早速、商品研究に取りかかり、納得いただける美味しさの米粉パンをつくることに成功します。しかし、いままでの小売販売でつくってきた100個程度の量とはケタが違い、学校給食は一度に1,000個単位を製造しなければなりません。時間と人手をかけてつくってきたこれまでのやり方では、朝3時から夜10時までかけてやっと納品できる状態です。なんとか規定の労働時間内で生産できる体制へ。量産できる新しいオーブンや自動成形機械、自動包装機などの設備を導入するとともに、民間企業からパン工場の製造管理の経験がある職人もスカウトし、学校給食に対応できる体制を整えていきました。
 「きちんと体制が整うまで1年はかかりました。利用者さんの仕事をどの工程のどの部分に置くかを決め、それ以外のところでどう機械化を図るか。これまでの手順や導線を見直しながら、よりよい方法を一つひとつ肌で感じ見極めながら、くりえいと柴田にあったオートメーション化を進めていったのです」とはらから福祉会の理事長武田さんは振り返ります。

ラックのまま1回におからパンを324個焼けるレベントオーブン

他の市町村にも米粉パンの給食をアピール

 学校給食という事業の柱を得て息を吹き返したパン事業。しかし、柴田町の学校給食の米粉パンは週に1回だけです。もっと納品先を増やしたいと、くりえいと柴田から車で配送できる他の市町村に、米粉パンの品質と供給体制をアピールしていきました。2市7町がつくる広域行政組合の協力も得て、2013年には村田町、大河原町、蔵王町にも学校給食用の米粉パンを納品できるようになり、仕事は安定してきました。
 1ヵ所に納める米粉パンは約3,000個。学校給食だけで2013年度は、月100万円の売上を達成しています。

学校給食への配送

大量生産だけに頼らない新たな戦略を

 今、くりえいと柴田が課題としているのは、春・夏・冬と学校が長期休みとなる期間の売上の確保です。2013年は、刑務所の食事パンの仕事を受注できましたが、今年は価格競争に敗れ、受注できませんでした。「事業計画の設計図がきちんとできていないのに、安く大量生産するために高価な最新設備を導入するのは危険」と判断したくりえいと柴田は、パン屋としての基本に戻り、日々購入いただく個人のお客様の声にお応えできるように力を注ぐことにしました。
 くりえいと柴田には、現在も安定した売上を誇る看板商品「お豆腐やさんのおからパン」があります。以前、製造技術を教えていただいたパンメーカーと共同開発を行い、2007年に商品化しました。通常、おからをパンに混ぜるとうまく膨らまず、食感もボソボソになりますが、おからの配合分量や発酵方法、オーブンの火加減などを工夫し、絶妙の食感と味わいになっています。このおからパンの種類もさまざまな趣向に応じて選べるように増やしていきました。かつて少ない種類のパンしか製造できずお客様を失った苦い経験を活かし、季節や行事に合わせてお客様が求める新しい商品を提供できるように職人がアイデアを凝らしています。
 「障がい者の施設だからではなく、美味しい特色のある商品だからリピーターになってくれるのです。おからパンはおからが20?40%も入っている他にはない商品ですから、健康によい商品としての宣伝も上手に行っていくことも大切だと考えています」と武田さん。また、このおからパンに、各地方土地の特産品を加えたご当地おからパンをOEMで製造する営業展開もはじめました。
 他にも商品の種類だけではなく、冷凍保存した生地を他のお店や施設が購入し、製造販売する、そんな新しい事業も展開できないかと研究中です。

外食産業へ出荷する業務用パンの配送準備

商品・仕事のPR

おからパンと米粉パンの二つの看板商品

 主力商品のお豆腐屋さんのおからパンは、はらから福祉会の「蔵王すずしろ」が製造する県産大豆・みやぎしろめのおからを生地に練り込んだパンです。賞味期限は常温で2週間、冷凍で6ヵ月。おから含有量は20%~40%。種類は元祖、プレーン、粒あん、クリーム、うぐいす豆の5種類です。
 米粉パンは、地元の米粉を使用。4町の学校給食用としても納品しています。

おからパン5種類

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