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事業所紹介

基本情報 2013年度

更新日:2015年02月10日

対象事業売上総額(年間) 15,840,999 円 対象事業売上総額(月額) 1,320,083 円
対象事業給料支給総額(年間) 5,434,910 円 対象事業給料支給総額(月額) 452,909 円
クリーニング 対象事業月額平均給料 36,722 円 対象事業人数 13 人
(社福)しあわせ会 障害福祉サービス事業所第二むつみ園 滋賀県草津市山寺町
  • ジャンプアップ助成金
  • 実践塾

助成金種類・金額/2014年度ジャンプアップ助成金 500万円
助成内容/クリーニング配送車
塾名・参加年/新堂塾 第2期 2013年~2015年

事業形態 就労継続B型 自立訓練 就労移行支援 利用者種別 知的 精神
事業所のある環境 日本で最大の面積を持つ琵琶湖の近く、草津市の中心部まで車で10分ほどのところ。草津の郊外に位置する事業所は田んぼと山に囲まれ、緑豊かな田園風景が広がります。近くに工業地域もあります。
利用者合計人数(事業所全体) 26人 年度月額平均給料(事業所全体) 36,722円
ホームページ・連絡先等 http://swc-shiawasekai.p-kit.com/sp/page16708.html
滋賀県草津市山寺町666-1
  • アクセスマップ

売上・月額平均給料実績の推移(人数は事業に関わる人数です)

(単位:円)

2014年6月現在 2013年度2012年度
売上 (年間)対象事業
その他
合 計
1,828,631
0
1,828,631
15,840,999
0
15,840,999
15,616,317
0
15,616,317
人数(期末)対象事業
その他
合 計
19
0
19
13
0
13

10
0
10

給料支給総額対象事業
その他
合 計
579,960
0
579,960
5,434,910
0
5,434,910
4,440,158
0
4,440,158
月額平均給料対象事業
その他
30,524
36,722
39,306
事業所全体月額平均給料 30,524
36,722
39,306

対象事業に対する設備投資額

(単位:千円)

項目 購入/賃貸 投資額 リース料・賃料
土地 賃貸(無償)
建物 購入 76,619
設備 購入 20,462
備品 購入 11,378
その他
合計 - 108,459 0

資金内訳

(単位:千円)

自己資金 19,709
借入金
ヤマト助成金 5,000
その他助成金 88,750
合計 113,459

更新日:2015年02月10日 仕事の成果が目に見えるクリーニング事業へ

事業展開の経緯

もっと働きたい、給料がほしいという利用者さんに応えて

 第二むつみ園は、私物クリーニング事業などで2013年の売上は1,584万円、平均月額給料は3万6,722円を実現しています。
 第二むつみ園が私物クリーニングをはじめた背景には、二つの理由があります。
 2008年、ボルトナットの袋詰めや箱折りなどの下請け作業を行っていた(社福)しあわせ会の「むつみ園(1983年に開所)」で「もっと働きたい、お給料がほしい、就職がしたい」という利用者さんの声が高まってきました。そんな時、(社福)しあわせ会の老人ホームの私物クリーニングをグループ内で行えないかとの話もあり、新事業所として第二むつみ園を立ち上げ、クリーニング事業を行うことにしました。
 「クリーニング事業は、汚れたものをきれいにしてお客様に返すというわかりやすい仕組みであり、自分で何枚たたんだか、検品したかで、利用者さんにも自分のやった仕事の量が明確に見えるのがよいですね。また社会人マナー、ルール、働く体力などを訓練できるよい仕事だと考えました」と第二むつみ園の坂元孝行課長は話します。

第二むつみ園の回りは緑豊かな田園風景が広がる

給料増額への取り組み

企業や事業所からクリーニングをゼロから学ぶ

 しかし、最初から順風満帆でスタートしたのではありません。クリーニング事業について詳しく知る職員は一人もおらず、調べていく中でクリーニング師の国家資格を持つ者がいなければ事業を行えないこともはじめて知りました。
 「プロのクリーニング師に来てもらうということも考えましたが“障がいのある利用者さんのことをよく知っているのは自分たちなので、自分たちが資格を取ればよいのではないか”となり、所長が資格を取得しました」。その4年後には坂元さんも資格を取得します。
 職員は、実際にクリーニングに取り組まれている企業や工場、障がい者の事業所などへ研修に行き、クリーニングのノウハウを学び、利用者さんに適した技術指導や作業環境を模索しながら準備を進めていきました。
 2008年の開所時に導入した設備は、業務用27㎏の洗濯機が3台、高温洗濯機(93度で洗濯、感染症があった場合の洗濯はこの洗濯機で行う)が1台、乾燥機30㎏が5台です。この設備を使って当時通所していた8名の利用者さんを中心にして、効率的に仕事を進められるシステムを考えていきました。

写真右が高温洗濯機

利用者さんが働きやすい工程に分業

 第二むつみ園では、お客様にお渡ししたネットに洗濯物を入れていただき、それを回収して、まずは特別養護老人ホーム、老人保健施設、病院などお客様別に分けていきます。次に行うのが検品作業です。ネットの中の洗濯物の枚数を数え、ポケットの中身に異物がないかをチェック。枚数、お客様の名前、お客様番号をメモし、お客様番号プレートをネットに取り付けます。枚数が多い場合は、汚れが落ちにくいので複数のネットに分け、結束バンドで閉じます。洗濯・乾燥とクリーニングを進め、でき上がった衣類をきれいに折りたたんで袋に入れ、新しいネットとともにお客様にお届けに伺うというサイクルになっています。
 「この流れを大きく五つの工程に分け、さらにそれぞれの利用者さんの能力に応じて楽にこなせる作業に分業・分担できるようにしました。どんな作業を行うのかを目で見て確認できるように写真付きのマニュアルをつくり、職員と一緒に繰り返し作業しながら担当工程の仕事をしっかり行えるようにしていきました」と坂元さん。
 しかし、2008年に立ち上げた時は1日に検品できる量は30~40袋程度で、利用者さんの1ヵ月の給料は約1万6,000円にしかなりませんでした。

洗濯物が混じらないよう、仕切りを作って作業

利用者さんの技術が上がると、生産性も上がる

 「もっと高い給料を望む利用者さんの声に応えるには、営業はもちろんのこと、より生産性を上げるしかありません。職員全員が頭をひねり、目で見てわかりやすい環境をつくり、作業の細分化も図りました。週に一度、自己評価・職員評価を行い、品質改善としてたたみ訓練の時間も設けていきました」。
 2009年には、しあわせ会以外の老人ホームから私物クリーニングの仕事を受注することになり、平均月額給料は1万8,000円に。単月では3万円を達成したときもありました。契約する老人ホームも増え、2010年には月額給料も平均2万円を超えます。生産性とクオリティが上がるとともに口コミで評判が伝わり、新たな個人のお客様も徐々に広がっていきました。地域のお祭りで使われたハッピや運動会で使われたハチマキ、行政からの依頼で座布団カバーや椅子カバーなどの仕事も受注しました。さらに、2013年の平均月額給料は3万円を突破します。
 さらなる給料増額を目指し、2013年に第二むつみ園は、夢へのかけ橋実践塾の新堂塾に参加します。そこで“効率を上げるライン化”の手法を学びました。
 「新堂塾長にここの現場を見ていただいた時、洗濯物を検品する作業を1レーンで行っているのを、2レーンにすればもっと効率が上がると指摘いただきました。改善するとスピードも上がり、次の工程の『待ち』もなくなり、全体の流れがよりスムーズに変わりました」と坂元さん。
 いまでは利用者さんが中心となり、すべての仕事を進められるようになりました。2013年には1日に200袋を検品できるようになり、給料は3万6,700円を超えています。

いただいた洗濯物を2レーンで検品します。手前の白い作業台でネットからカゴに出しポケットチェック、その後写真奥の緑の作業台で点数を数え、書き出します。

商品・仕事のPR

「きちん・きれい・ていねい」がモットー

 クリーニング事業では、老人介護施設、病院などの衣類、タオル類の回収・入庫チェック・洗浄・乾燥・たたみ・配送・納品まで一連の業務を行っています。現在、9事業所より委託を受け、各事業所様にお一人3枚から5枚の洗濯専用ネットをお渡しし、クリーニング専用配送車で毎日回収・納品を行っています。配送車の前後を洗濯したもの・汚れているものと区分けし、衛生面でもお客様に安心してもらえる車両となっています。設備も業務用洗濯機を5台、乾燥機も8台へと増設。高温洗濯機は1台を完備し、感染症用として信頼の対応を行っています。また、地域からのニーズに応え、業務用の高圧プレス機・業務用アイロンも導入しています
 現在、1日ネット約200袋、枚数にして1,200点以上の衣類・バスタオルなどに対応でき、「きちん・きれい・ていねい」をモットーに、日々心を込めて取り組んでいます。

指定された場所にきちんと並べて納品が完了します

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