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事業所紹介

基本情報 2013年度

更新日:2015年02月10日

対象事業売上総額(年間) 8,315,347 円 対象事業売上総額(月額) 692,946 円
対象事業給料支給総額(年間) 8,831,223 円 対象事業給料支給総額(月額) 735,935 円
クリーニング 対象事業月額平均給料 58,446 円 対象事業人数 15 人
(社福)キャンバスの会 CBSリネンサービス早水事業所 宮崎県都城市早水町
  • 小倉昌男賞

第13回ヤマト福祉財団小倉昌男賞受賞

事業形態 就労継続A型 就労継続B型 利用者種別 知的 精神 身体 混合
事業所のある環境 国道沿いにあり、民家と隣接しています。洗濯乾燥機の振動等に留意し、近隣との良好な関係を築いています。
利用者合計人数(事業所全体) 22人 年度月額平均給料(事業所全体) 58,446円
ホームページ・連絡先等 http://canbasnokai.jp/rinen.html
宮崎県都城市早水町32-8
  • アクセスマップ

売上・月額平均給料実績の推移(人数は事業に関わる人数です)

(単位:円)

2014年9月現在 2013年度2012年度
売上 (年間)対象事業
その他
合 計
808,938

808,938
8,315,347

8,315,347
14,992,033

14,992,033
人数(期末)対象事業
その他
合 計
14

14
15

15
18

18
給料支給総額対象事業
その他
合 計
814,808

814,808
8,831,223

8,831,223
9,949,489

9,949,489
月額平均給料対象事業
その他
58,201
58,446 56,848
事業所全体月額平均給料 58,201
58,446 56,848

対象事業に対する設備投資額

(単位:千円)

項目 購入/賃貸 投資額 リース料・賃料
土地
建物 購入 賃貸 6,615 120
設備
備品
その他
合計 - 6,615 120

資金内訳

(単位:千円)

自己資金 98
借入金
ヤマト助成金
その他助成金 6,517
合計 6,615

更新日:2015年02月10日 リネン事業もアイデア次第、提案型の営業で仕事を広げる

事業展開の経緯

病院を中心にリネン事業を展開し、平均月額給料5万円以上に

 「障がいの重さに関係なく一人でも多くの利用者さんが働くことができ、より多くのお給料を支払える事業を」と考えた(社福)キャンバスの会の理事長 楠元洋子さんは、2008年にCBSリネンサービス早水事業所を立ち上げます。ここでは、高齢者施設で使用されるタオル類、病院で使用される産着などを中心に取り扱い、2013年の売上は約831万円、月額平均給料は5万8,446円となっています。

CBSリネンサービス 早水営業所

人との出会いの中に、ビジネスチャンスがある

 13年前、楠元理事長は、ご主人の母親の介護のために重度障がいのある娘さんを伴い大阪府豊中市より宮崎県都城市に移り住みました。都城市は重度障がい者の受け入れが豊中市より遅れていると実感し、保護者会を結成。以前大阪で行っていた紙オムツ販売事業を宮崎県で再開し、その利益をもとにNPO法人キャンバスの会を立ち上げ、学童保育・居宅介護・レスパイトサービスなども開始します。
 そんなある日、紙オムツの卸元から都城周辺の病院や産院で使用する産着、新生児用のオムツカバー、布オムツなどを洗濯する仕事があるという話を聞きます。これがリネン事業をはじめるきっかけとなりました。
 「この仕事を行っているといろいろな人と出会いますが、大切なのは人の話しっかりと聞くことです。私は、きちんと情報を収集し、だれになにをどう売るのか、目標数字、事業計画を明確にイメージできるようにしています。そして、イメージができたら迷わず行動に移すようにしています」。

病院や産院で使用する産着やおむつカバーの仕事からスタート

給料増額への取り組み

温かいタオルを手で伸ばす作業は、精神に障がいのある方に適している

 2005年にNPO法人としてリネン事業を開始した当初は、大型の洗濯機と乾燥機が1台ずつ、働く利用者さんも5・6人と少数でした。より多くの利用者さんが働ける事業に育てていくには、なにが必要なのか。成功している事例から学ぶのが一番と考え、リネン、クリーニング事業を行っている施設や企業を見学することに。その時「乾燥が終わってまだぬくもりのあるタオルを一枚一枚手できれいに伸ばしていく作業は、精神に障がいのある方の気持ちの安定をもたらす」と聞き、本格的にリネン事業を展開する決意を固めます。
 2007年に社会福祉法人となったことを機に、翌年にCBSリネンサービス早水事業所へとリネン事業を移設。「当時はタオルとオムツだけでした。複雑な作業となる洗濯物は取り扱わずに、利用者さんが覚えた同じ作業を繰り返すだけで済むようにして、仕事の効率を上げるようにしました」。それが功を奏して事業は順調に進み、2013年には、売上は約831万円、月額平均給料はA型賃金57,000円、B型工賃20,000円となり、リネン事業をやりたいという利用者さんが増えていきます。

一枚一枚きれいに伸ばす作業は利用者さんの気持ちも安定します

提案型の営業で、新たな顧客を一つひとつ獲得

 リネン事業を行う利用者さんの数は年々増え、2010年にはA型・B型合わせて30名がCBSリネンサービス早水事業所で働くようになりました。当時、病院だけではなく施設からタオルの仕事も受注していましたが、もっと仕事量を増やさなければ利用者さんのお給料を上げていくことはできません。なにか新しい仕事をと試行錯誤していた時、工場の制服に着眼します。これはリネン事業とはまったく関係なく、利用者さんの就職を目的に牛乳工場を見学した時の偶然の出会いからでした。
 「牛乳工場で仕事の様子を拝見しましたが、扱うものは食品であり管理が非常に厳しく、利用者さんには難しい仕事だと感じました。その時、作業員の方が着ている作業着にふと目がとまったのです。もし、この作業着の洗濯の仕事を受注できたら、5人くらいの利用者さんの給料を払うことができる。早速、やらせていただけないでしょうかとお願いして、まずは無料で1週間試していただきました。ファスナーやボタンが取れかかっているものがあれば無料で修繕するようにもしました」。こうした仕事ぶりを評価され、受注に成功します。
 「ビジネスチャンスはいろんなところに隠されています。大切なのは、お互いにWin-Winになる関係を築くように考えることですね」と楠元理事長は話します。

かゆいところに手が届くサービスで、ビジネスチャンスを広げます

利用者さんが得意分野で責任を持って仕事に従事できる体制へ

 お客様が広がるとともに、作業量も仕事の種類も増え、それに対応できる体制が必要となりました。NPO時代から使い続けてきた洗濯機、乾燥機は古くなったため、新たに購入しそれぞれ2台ずつに増設。近くに学生服の工場があり、そこから使わなくなった業務用ミシンを2台もらい受けるなど、縫製の仕事にも対応できるようにしました。
 また、CBSリネンサービス早水事業所では、利用者さんがそれぞれ得意とする作業を担当できるように、リネン業務の工程を細かく分け、それが効率的に連携するように働く環境を整備しています。
 「利用者さんには、一人ひとりのポジションを確立させ、責任を持って仕事に取り組んでもらっています。また、洗濯物に合わせた新しいたたみ方や結束の方法などを覚えてもらうように支援していますが、大切なのは、毎日仕事が楽しいと思えること。楽しいからこそ、効率も上がりますし、もっと新しいことも覚えたいと意欲的になります」。

一人ひとりが責任を持って仕事を分担

商品・仕事のPR

ミスをしない、信頼を守り続けるために

 「先方から1,000の洗濯物が届いたのに、うちから納品したら800になっていたでは大問題ですよね。そこで洗濯物の数をつねに把握できるようにわかりやすく10枚ずつでまとめるようにしました。トラックで事業所に洗濯物が入ってきた時、ネットから出す時、納品する時、それぞれでスタッフと利用者さんが数量を正しく管理するように徹底しています」。
 信頼を積み重ねてお客様を次々と増やしてきたCBSリネンサービス早水事業所。しかし、対応する量・種類が多過ぎるとミスも起こりやすくなります。そこで、新たに二つのリネン業務を行う事業所を開所し、お客様を分担することにしました。現在、CBSリネンサービス早水事業所では、病院関係のお客様を中心に絞って担当するようにしています。売上自体は2012年度の約1,500万円に対して2013年は約831万円になりましたが、15名の利用者さんの平均月額給料は約5万8,000円と前年度を上回っています。

10枚ずつにまとめるルールで、数量のチェック

一つひとつ手アイロンで、他社に負けない仕上がりに

 産婦人科医院の産着やドビー、施設のタオルを決められた枚数通りに結束する作業を行っています。一枚一枚を利用者が手でしわを伸ばし(手アイロン)、他社にも負けない仕上がりとなっています。

手アイロンで一枚一枚ていねいに仕上げます

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