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事業所紹介

基本情報 2018年度

更新日:2018年10月30日

対象事業売上総額(年間) 28,011,151 円 対象事業売上総額(月額) 2,334,862 円
対象事業給料支給総額(年間) 16,585,750 円 対象事業給料支給総額(月額) 1,382,146 円
食品製造 対象事業月額平均給料 62,825 円 対象事業人数 22 人
NPO法人あすなろ会 五島あすなろ作業所 長崎県五島市
  • ステップアップ

助成金種類・金額/2018年度ステップアップ助成金 167万円
助成内容/麺研磨機:1台、シュリンク機:1台

事業形態 就労継続B型 利用者種別 混合
事業所のある環境 島の玄関である福江港を中心として発展した市街地は、公共施設、住宅、商業施設の建設がむずかしく、内陸に入った籠淵町に建設されることになった。それに伴い、五島あすなろ作業所がある籠淵町が島の中心へ移っている。住宅も増え、島の主要な地域につながる幹線道路が通り、総合病院も近くにあり、利用者様にも安心できる環境である。
利用者合計人数(事業所全体) 22人 年度月額平均給料(事業所全体) 62,825円
ホームページ・連絡先等 http://www.umakafoods.jp/
長崎県五島市籠淵町2176番地1
  • アクセスマップ

売上・月額平均給料実績の推移(人数は事業に関わる人数です)

(単位:円)

2018年9月単月 2017年度 2016年度
売上 (年間)対象事業
その他
合 計
2,602,859

2,602,859
28,011,151

28,011,151
29,478,957

29,478,957
人数(期末)対象事業
その他
合 計
20
0
20
22
0
22

20
0
20

給料支給総額対象事業
その他
合 計
1,038,550
0
1,038,550
16,585,750
0
16,585,750
14,439,900
0
14,439,900
月額平均給料対象事業
その他
51,928 62,825
60,166
事業所全体月額平均給料 51,928
62,825
60,166

更新日:2018年10月30日 磨きをかけた特産品で、地理的制約から飛翔する

事業展開の経緯

地域経済圏の外側を目指す

 東シナ海に浮かぶ五島列島の福江島で、長崎県内トップクラスの約63,000円の給料を実現している「五島あすなろ作業所」。その主な事業は、五島市指定ゴミ袋の製袋事業とお墓参り代行事業。そして、五島手延べうどんの製造販売です。
 上五島を本場とする「五島手延べうどん」は製造過程で塗り伸ばされる椿油により、細麺ながら強いコシを持つのが特徴です。認知度が昨今、とみに上昇し、日本三大うどんの一つに数え上げられるようにもなりました。
 製袋事業や墓参代行事業は島の経済に依拠したビジネスです。残念ながら、人口減少が見込まれている島の将来を考えると、いずれ事業収入の頭打ち・減少は避けられません。そこで「五島あすなろ作業所」は2011年ごろから、うどん事業の拡大に力点を置き、島外に討って出る戦略をチョイス。五島手延べうどんに注目が集まっている機運も追い風にして、2017年度はうどん事業単体で約2,800万円を売り上げました。

粉をこねるところから乾燥するところまで1日、 翌日に麺をカットし包装、出荷

波を捉えるのは、不断の取り組みがあってこそ

 2001年に開設された五島あすなろ作業所ですが、そのルーツは1992年に登記されたうまか食品株式会社に遡ります。興したのは前理事長の土岐達志氏です。氏は業務上の事故で若くして足を失いました。
 漁業やたばこ栽培といった一次産業が主体だった当時の五島に、障がいのある人の働く場はごくわずか。そこで氏が自ら、障がい者の職場として立ち上げたのが、五島うどんの製造を手がける株式会社でした。その後、旧自立支援法の施行などにともなって、同社は五島あすなろ作業所に吸収されました。
 現在の高業績の背景には、地場の特産に目を付けた慧眼と、26年にわたって蓄えた確かな製造技術が生かされており、単にブームを捉えただけではないことが窺えます。

工場が併設された五島あすなろ作業所

給料増額への取り組み

利用者の可能性を決めつけない

 五島手延べうどんの製麺には多くの工程がともない、経験に基づいた臨機応変な対応が求められます。こうした複雑な業務を利用者のみでこなすことは当初、困難にも思われましたが、徐々に主な作業を習得してもらうことに努めました。現在では経験、知識、責任感、やりがいを持って利用者が仕事に臨む状況が生まれています。
 2016年2月には自治体ハサップである「ながさきHACCP」を五島市で最も早く取得。お客様に品質をアピールするとともに、これも利用者の自信の一つに繋がっています。
 こうした利用者の積極的な業務への取り組みは、作業スピードの向上や不良品の減少につながり、生産性の向上にも大きく寄与しています。

うまか食品開設の頃から働く、利用者さんはベテランの職人

需要のあるところへ積極的にアプローチ

 離島という地理的制約を乗り越えて売上を伸ばすには島外への販路が欠かせない。そこで島外に営業担当者を配置し、東京・大阪・福岡など、大都市への営業を積極的に行うことで独自の販路を開拓してきました。
 2017年12月には、同年施行された国境離島新法の助成金を活用して、五島手延べうどん専門の飲食店「ばらもん亭」をオープン。福江島には当時まだ専門店がなく、観光客のニーズを拾うとともに、利用者に提供できる職域の拡大を両立させました。同時に、障がい者の働く姿を見てもらい、共生社会への理解を深めてもらうことも意図しています。

島のメイン道路沿いに開店した「ばらもん亭」

商品・仕事のPR

きめの細かい働きぶりで、人に喜ばれる仕事を

 【五島手延べうどん事業】
製造には手間暇がかかり、乾燥工程も含めて2日は要する貴重な麺です。遣唐使によって7世紀ごろ伝えられたとも言われ、あご(トビウオ)の出汁が効いたつゆとの相性も評判です。
 五島あすなろ作業所では、麺事業26年の熟練の技術で、オーソドックスな白乾麺のほかに、ワカメを練り込んだ磯乾麺やトマト麺などバリエーション豊かな乾麺製品をご用意。また、専門店「ばらもん亭」では、島外では召し上がることのできない生麺もご提供しています。

左から、はごろも麺、手延スパゲッティ、手延うどん、磯乾麺

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