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事業所紹介

基本情報 2017年度

更新日:2019年02月15日

対象事業売上総額(年間) 21,913,998 円 対象事業売上総額(月額) 1,826,166 円
対象事業給料支給総額(年間) 5,611,896 円 対象事業給料支給総額(月額) 467,658 円
弁当販売・配食 対象事業月額平均給料 93,532 円 対象事業人数 5 人
(NPO)さくらんぼのお家 島根県江津市桜江町谷住郷
  • 実践塾

助成金種類・金額/「夢へのかけ橋」事業改革モデル化資金 300万円
助成内容/調理場改修工事・新厨房機器導入資金他

塾名・参加年/楠元塾 第1期 2014年〜2016年

事業形態 就労継続A型 就労継続B型 利用者種別 混合
事業所のある環境 島根県西部で江の川流域人口24000人の江津市の中の人口2000人の中山間地域に位置する桜江町という所で一人暮らしのお年寄り世帯がほぼ3分の1を占め企業は工場が1つと建築業、土木業の会社が6社あります。商店はAコープ、コンビニのローソン、ガソリンスタンド、郵便局、江津市役所桜江支所、消防署などがあり桜江町の中心地です。江津市の中心地に行くには約20kmあります。
利用者合計人数(事業所全体) 15人 年度月額平均給料(事業所全体) 93,532円
ホームページ・連絡先等
島根県江津市桜江町谷住郷1713番地1
  • アクセスマップ

売上・月額平均給料実績の推移(人数は事業に関わる人数です)

(単位:円)

2018年(H30)
8月単月
2017(H29)
年度
2016(H28)
年度
売上 (年間) 対象事業
その他
合 計
1,203,000
375,000
1,578,000
21,993,918
5,104,500
27,098,418
20,995,638
5,683,656
26,679,294
人数(期末)対象事業
その他
合 計
5
9
14
5
10
15
8
16
24
給料支給総額対象事業
その他
合 計
493,620
213,500
707,120
5,611,896
3,403,000
9,014,896
3,481,810
6,138,103
9,619,913
月額平均給料対象事業
その他
98,724
93,532
36,269
事業所全体月額平均給料 50,509
50,083
33,402

対象事業に対する設備投資額

(単位:千円)

項目 購入/賃貸 投資額 リース料・賃料
土地
建物
設備 購入 3,500,000
備品 購入 3,500,000
その他
合計 - 7,000,000 0

資金内訳

(単位:千円)

自己資金
借入金 4,000,000
ヤマト助成金 3,000,000
その他助成金
合計 7,000,000

更新日:2019年02月15日 1万円がやっとだった給料を約5万円に

事業展開の経緯

弁当事業で1日174食、売上185万円以上を達成

 島根県江津市で就労継続支援A型(定員10名)・B型(定員20名)を運営する(NPO)さくらんぼのお家。2012年4月、障がい者が地域の人と一緒に働き、家庭を築きごく普通の幸せを実現できる職場づくりを目指して開所しました。開設当初はパン・菓子製造販売を中心に工賃5000円のB型でしたが、2014年に行政からの委託を受け、買い物難民や独居老人の見守りを兼ねた弁当・配食サービスを開始しました。2017年8月には1日の弁当販売数174食、売上は185万円を超え、利用者さんの給料も4万9493円を達成しています。

事業所の横は中国地方で最大の川「江の川」が流れる

塾長の一喝で、負けず嫌いに火がつく

 今は平均200食、多いときは300食を製造するさくらんぼのお家も、2014年10月の1日につくる弁当販売数はわずか3食、給料は1万円にやっと届く程度。それを改善できたのは、同年に弁当・配食サービス事業を専門に学ぶ夢へのかけ橋実践塾・楠元塾(1期生)に入塾したことがきっかけでした。
 しかし、入塾して半年が経っても弁当販売数は伸びません。飯田香代子所長は「他の塾生が少しずつでも改善できているのに、自分はまったく成果が出ない。勉強会のたびに、このままだと次はないよ!と激励されますが、まさに針のむしろ。でもそれで私の負けず嫌いに火がつきました」。
 それからは、弁当のメニューや生産現場の改善を進める一方、お客さまを待っているだけでは売上は伸びないと、地元の商工会議所や役所などに足しげく営業に通い徐々に顧客を獲得。卒業時の成果報告では「2016年8月には1日の販売数133食、利用者さんの給料3万9000円に増額できました」と、胸を張って報告できるまでになりました。

お弁当3個から300個へ

給料増額への取り組み

成功した人の事例をマネてメニューから改善

 飯田所長は、売上を伸ばせなかった頃と現在との大きな違いは「弁当の味はもちろん、見た目」だと話します。以前の弁当と現在の弁当の写真を比較すると一目瞭然です。
 「正直、なんとかしなければと思っても、なにをどうして良いかわかりませんでした。だったら、成功している人のマネからはじめてみるのが得策だと考えたのです」。
 楠元塾では、改善点を明確にしていくため、すべての弁当を写真に撮って残しています。それを参考に弁当のメニューや盛り付け方を工夫し、見た目から美味しそうだと感じられる弁当づくりを開始。新たにオードブルなども加えて大幅なメニュー改善を進めました。「しかし、ただマネるだけではダメです。うちを利用されるお客様がなにを求めているかを把握し、それに応えることが大切です」。
 また「いくら弁当が売れても、きちんと原価計算ができていないと利益は出ません。元々うちではパンやケーキを製造販売していたのですが、その当時は原価のことなど考えてもいませんでしたから、つくるほど赤字が出る悪循環でした。私は数字が苦手ですが、塾で学んだ原価計算をなんとか行い、職員と一緒に目標数字などを立てるようにしています。私は、これまで棚卸しや在庫管理、仕入れも職員に任せきりでした。だから知らないうちに冷蔵庫や倉庫に必要以上の食材が詰まっていることも。これでは意味がないので職員の意識改革も同時に進めていきました」。

改装前の厨房

働きやすい職場で給料とともに利用者さんのやる気もアップ

 楠元塾長が視察に訪れた時、飯田所長は調理場の狭さと設備の不十分さ、衛生管理なども厳しく指摘されました。いまでは、夢へのかけ橋 事業改革モデル化資金の助成を得て調理場、改修や新厨房機器なども購入し、明るく清潔な環境になっていますが、当時は、弁当屋なのに普通の家の台所とたいして変わらない設備でした。揚げ物をつくるときは、隣の建物で営業しているふれあいレストランのフライヤーを使っているため、雨が降ると傘をさして取りに行く状態でした。
 「目標を決めて一所懸命頑張りました。調理師をお願いしてもすぐに辞めてしまうので、盛り付けはA型利用者さんが行い、私が作ることにしました。今は利用者さんも揚げ物や調理もやっていただいています。ただ物を置いていた倉庫も、日曜大工のできる利用者さんが棚をつくり、在庫食材などを誰が見てもわかるように整理整頓しました」。
 固定客も増え、売上・給料が増額するたびに、職員と利用者さんの仕事に対する姿勢や技能も上がってきました。飯田所長は、楠元塾を卒業後も工夫を続け、2017年8月には、在塾中には届くはずもないと思っていた5万円まであと一息の4万9493円にまで給料を増額できました。

事業改革モデル化資金で改装した厨房

災害で交通が遮断、弁当配達に4時間も

 しかし現在、さくらんぼのお家は、窮地に立たされています。
 「2018年は自然災害がすごく多い年で、台風や大雨で広島が大変だと報道されていましたが、島根県の被害も甚大です。当施設の側を流れる江の川は氾濫し、施設の車も屋根まで水に浸かってしまいました。さらに、そのあと襲った震度5の地震で道は崩れ、トンネルは通行止めに。2km先にあるお客様にトンネルを通らず遠回りして行くとなんと80km。配達だけで4時間もかかります。お客様も困ってしまい注文は減り、2018年8月の1日の販売数は、112個にまで落ち込みました。それでも営業努力とメニュー改善で、徐々にお客様は戻ってくれています」。
 以前なら飯田所長が指示を出さなければ動かなかった職員もどうすればお客様を取り戻せるかを自ら考え行動しています。「利用者さんのために、災害なんかに負けていられませんから。みんなで力を合わせ、2019年は以前より売上を伸ばしてみせますよ」。

土砂崩れで通れなくなった国道

商品・仕事のPR

やっぱり注文して良かったと満足いただける弁当を

 弁当のふたを開けたとき『やっぱりさくらんぼのお家に頼んで良かった、得したなぁ』と喜んでいただける9マスの定番メニューに加え、『こんなメニューもあるなら次はこれを』と注文したくなる新メニュー開発にも力を入れます。

「お母さんの手作り弁当」をモットーに

 常に手作りで、地元で採れた野菜を使う愛情たっぷりの「お母さん弁当」。いままでご利用いただいてきたお客さまにも、新規の方にも、ずっとリピートしていただける魅力的なメニューをお届けします。

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